【岐阜県本巣市】「樽見駅」−終点の魅力。

「終点駅」には、寂しさに近いような、何とも表現しがたい魅力がある。

本州だったり、北海道だったり、色々な場所の最端地点によく旅をしに行くのだが、そういった所にも同じような魅力が存在する。恐らく、続いている道が最端地点で切れるために、他とのネットワーク量が少なくなり、独特の文化や雰囲気が根付くためだと思われる。

そんなこんなで今回足を運んだのも、終点駅である岐阜県の「樽見駅」だ。

【岐阜県本巣市】「樽見駅」−終点の魅力。

樽見鉄道樽見線の終着点。

車で出発し、樽見駅に到着した。途中、大型ショッピングセンターである岐阜県のモレラを通り過ぎたあたりから一気に交通量が減少し、山間の道に変化する。とはいえ道は大変に広く、しっかりと整備されており、運転していて何の不便さも感じなかった。

実はここから更に北上しようとすると、日本屈指の酷道と呼ばれる峠道に変化する。それを知ったのは帰ってきた後。

樽見駅は無人駅で、改札や券売機は存在しない。一般的な駅舎ではなく、長い弧状の休憩所が付属している感じの造りだ。

樽見駅から程ない距離に、淡墨桜(うすずみざくら)がある。日本の三大桜の一つで、樹齢はなんと1500年以上。桜のシーズンではないが行ってきたので、この記事の最後の方に載せたいと思う。

たまに車がブーンと走ってきて、子供を降ろして行く。こんな山中に来ても、やっぱりそこには住んでいる人の暮らしがある。当然のことなんだけど、自分にとっては特別な事だから、凄いなぁと思ってしまう。

温泉に入るため、道の駅へ。

樽見駅から車で5分程走ったところに、道の駅「うすずみ桜の里・ねお」がある。ここの魅力は何と言っても日帰り温泉施設が付随しているところ。温泉の名は「うすずみ温泉」。入浴料は大人850円で、人も少なくゆったり出来る温泉だった。

◾️気になった方はこちらから → うすずみ温泉四季彩館

来た道を戻る間に、いくつか見所が。

横ズレ断層

Google mapを眺めていると、樽見駅から温泉までの道中、いくつか観光スポットマークを見つけた。これがその一つ、根尾谷断層である。今から100年以上前に起きた濃尾地震(震度7)によって、7m以上もズレが生じたらしい。看板がポツンと立っているだけなので、知らないと100パーセント見逃してしまう隠れたスポットだ。

茶の木の列がS字に曲がっていることが分かる。これが元々直線だったと考えると、いかに大きくずれたかが実感できるだろう。

神所城跡(こうどころ城跡)

こちらもスーパー分かりにくいスポット。道中には看板の1つも建っていない上、歩道脇ににあるよくある普通の階段を登った先に、この神所城跡はある。

このスポットに訪れる人は、相当マニアックな人だけだろう。こういった誰も行かなさそうな場所というものが、たまらなく好きなのである。

ここから更に初心者殺しが待ち受ける。無駄に急で、なおかつ段の幅が恐ろしく狭い階段が始まるのだ。

写真では全く伝わらないが、段の幅が足の縦の長さより狭い。また、観光客もほとんどいないだろうから苔が生えていてツルツル滑る。行く人は注意が必要だ。

頂上には小さな建物が建っていた。神社というか祠というか、ここが主郭の跡らしい。とても静かで誰もいない、神聖さに溢れる空間だった。

帰り道、最大の難関を迎える。滑らないように一段一段慎重に、十数メートルくらいの高さだろうか、10分近くかけて降りた。

最大の見所、「淡墨桜」

日本三大桜の1つ、淡墨桜(うすずみざくら)。

Google mapで事前にチェックしていたが、実際に見てみるとその大きさに呆然と立ち尽くしてしまった。今は1月なので当然桜は咲いておらず、どちらかというと哀愁を備えた格好良さがある。観光客は自分だけ。人の気配もない。ここまで巨大な生き物を前に、1対1で対峙している状況が不気味で、異様で、油断すると心をぎゅっと持っていかれそうな、そんな恐怖にすら包まれていた。春には全く別の顔を見せるのだろうが、この時期に見る桜の木というのも、特別な体験が出来て面白かった。

後ろにも立派な木が立っているのが分かるだろうか。これ、実は

淡墨二世らしい。詳細はよくわからない。

幹の部分が、ラスボスの風格を持っていた。

撮影機材

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